大内返しのコツ!練習でタイミングを覚えよう
連絡技が自分の技を仕掛けてつなぐのに対して、変化技は相手が仕かけた技に対して、こちらが技を仕掛け返す、いわゆる返し技になります。
その代表的な変化技に大内返しがあります。
これは同じく変化技である大外返しとは違い、相手の大内刈りに対して同じ大内刈りではなく、小外刈りで返す技になります。
大内返しは、相四つでも喧嘩四つの場合も、相手の大内刈りを大内返しで返すことができます。
相手が大内刈りを仕かけようとして、こちらの膝の裏側に足をかけてきたら、その足を内側に払うように返します。
その際、相手は真後ろの方に崩しにくるので、バランスをとるために重心を少し前方寄りにかけて、後方へ倒されないようにするのが大内返しのコツかと思います。
その後、大内刈りをかけられた足ですかさず相手の膝の裏側ないし、かかとを払うように小外刈りを仕掛けます。
また、この時には相手の上半身をしっかり両手で引き下げることも大切なポイントです。
大内返しの成功させるには、タイミングが重要になり、ちょっと遅れてしまうと自分が投げられてしまいます。
なので、一瞬の判断力に加えタイミングを合わすことが必要になりますが、これは日頃の練習の中で、自分の体で覚えるしかありません。
なお、相手がケンケンしながら大内刈りを仕掛けてくることももあります。
そうしたとき、瞬間的に返せないこともありますが、その場合は、刈られてない足に重心を移し、返すこともできます。
いずれにしても、大内返しは試合でもすぐに身体が反応するように、コツやポイントを押さえて繰り返し練習しておく必要があるでしょう。