袖釣り込み腰のやり方!押さえておきたいポイント

実戦で効果抜群な投げ技が袖釣り込み腰。

 

阿部一二三選手など袖釣り込み腰を得意技としている選手も見られますね。

袖釣り込み腰のやり方

 

袖釣込腰は、右に投げる背負い投げとは反対に、相手の右腕をとって右回りに体を反転して、左の肩越しに投げ落とす技です。

 

 

袖を持つ手(相手の右腕)を左上に釣上げるには、間合いを十分にとって入るようにします。

 

何故なら、相手の間合いが近すぎると、体を反転するのにきゅくつなり、腕の吊り上げがうまくいかなくなり、相手を十分に崩して前回りさばきで、左肩越しに投げることが難しくなるからです。

 

そんな袖釣り込み腰の崩しから投げる体勢に持ち込むまでは、袖を持つ右の釣手を強く自分の胸に引きつけることが重要です。

 

 

釣手の引きが弱いと相手の体が外向きになってしまうからです。

 

強く引くことで相手をしっかり背中(腰)に乗せて、左肩越しに投げ落とすことができるわけです。

 

人によっても入り方(ステップ)は違いますが、オーソドックスな袖釣り込み腰のやり方は、動きながら相手が押してきたタイミングで右足後ろ回りさばきで技に入ります。

 

 

体を回しながら相手の右腕を左上へあげます。
その際、引手は斜め左上へつり、釣手は右へ引き、相手を自分の左肩を越えるように左前隅へ崩す。

 

そして、両膝を深く曲げ、相手を背中に乗せます。

 

この時、膝は曲げて力をためて、引手を前に出して自分の重心を下げ、両手を強く下げて左肩越しに投げ落とします。

 

 

袖釣込腰のポイントとなるのは、反転する時の足の使い方です。
通常は、正対して回る方向に自分の左足を相手の左足の内側の前にステップして回りますが、その際、実戦ではフェイントを有効に使うと効果的に技に入れます。

 

そういった意味で、先に自分の右足を相手の右足の内側にクロスステップ(交差)させておいて、そこから一気に体を回転させて入る方法もあります。

 

ちなみに、練習を積み重ね中上級者になれば、選手は2つか3つの得意技を持つようになります。

 

 

例えば、2017年と2018年の世界選手権で金メダルの阿部一二三選手のように、得意技の袖吊り込み腰と見せかけて大外刈りに入るようにすれば、より一本勝ちも増えると思います。

 

ですが、投げ技だけでも60以上もの種類があり、すべての技を均等に練習することはできないので、自分の体型や動きなどに合う技を選択して集中して練習をすることが必要になります。

 

ただ、どの技が本当に自分に合っているのかを決めるのは難しいものです。

 

 

その為、多くの場合は指導者がその選手に適した技のアドバイスをしています。

 

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