苦手な相手(タイプ)から1本をとるには?

柔道で、苦手としている相手(タイプ)というのは誰しも少なからずいると思います。「苦手」という言葉の意味を調べてみると「扱いにくい嫌な相手」、いわゆるやりづらい相手と言えます。

 

苦手な相手

例えば、自分より身長が高い相手、あるいは低い相手、同身長、また、相四つとケンカ四つでも変わってくると思います。

 

具体的にいえば「組手争いにおいて思い通りに組めない相手」の場合がほとんどではないでしょうか。

 

 

「右組みの相手が苦手」「どうもケンカ四つはやりにく」とか、苦手意識は持っているはず。実際に組手争いは、柔道で勝敗の7、8割を左右するとも言われます。

 

当然、自分が不利な組手、もしくは苦手としている組手から技を出すのは至難の技です。

 

お互いが不十分ならまだしも、相手に自分の組手を作られてしまった場合は非常に危険な状態といえます。自分に有利な組手を作るためには、基本技術を駆使しただけでは難しいということはあなたも薄々気づいているはずです。

 

 

そこで大切になるのが、基本技術を生かして、応用発展させること。もちろん、しっかりとした基本技術という土台がないと応用発展はできません。

 

わかっているけど、それを自分で実行するとなるとなかなか難しいことですよね。すでに組手の技術を持っていて、試合で駆使している選手もいるかもしれません。

 

そのような選手は、その組手の技術を活かしながら、他の応用技術を自分のものにすることができれば、さらにバリエーションを広げることができます。

 

 

柔道では技もそうですが、組手を有利にさせる技術も、多くの様々なパターンを持っているほどより試合を有利に進められ、それだけ1本をとることができます。

 

つまり、不得意なタイプでも組手争いを優位に進めることができるようになれば、苦手を克服でき、自身の柔道をより高みへと導いてくれるはずです。

 

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