釣手手首の使い方!相手が有利な組み手でも投げられる

釣手手首の使い方を理解していますか?柔道の試合で勝つには組み勝つことが理想ですが、考え方として悪い状態からでもわずかに組み勝った状況をつくることが大切です。

 

釣手手首の使い方

柔道の組手には2種類、左右の違いを含めると全部で4つの組み方があります。右手で襟を持つ右組み(足は互いに右自然体で構える)、これと左右を反対にすると左組みになります。

 

そして、右対右というように左右が相手と同じ組手が相四つ、右対左といった左右が相手と異なる組み手がケンカ四つ。

 

 

そんなことはわかっている、と思われているかもしれませんが、組み方、特に釣手と引手によって使える技に違いがありますし、相手を自由に組ませないためにも、釣手は重要です。

 

そして釣手は大きく分けて次の4種類があります。

・縦手首(縦肘)
組手における基本的な形で、手首を立てて縦にし、肘も縦に曲げいる状態で、相手の襟を握ったときに自然となっているはずです。

 

・外手首(外肘)
襟を握った手首と肘を外側に捻り、手首も肘も外に向けた状態。
使い方の一例としては、ケンカ四つの相手に対して間合いを取りたいときや、奥襟をつかんで相手を引き寄せたりする場合などに使います。

 

・内手首(内肘)
襟を握った手首と肘を内側に捻り、手首と肘も内側を向いた状態。
相四つの相手の引手をずらしたい時や、ケンカ四つの相手の肘が入ってくるのを防ぎたい場合などに使います。

 

・逆手首(逆肘)
手首と肘を外側に捻り、肘が上を向いた状態で襟を握った状態です。
自分の釣手の位置を上げたい時や、ケンカ四つで組んだ相手の肘を開きたいときなどに使います。

 

これらの釣手手首はそれぞれが独立しているわけではなく、相手の体勢や状態に応じて使い分けたり、組み合わせたりして、わずかにでも組み勝つた状況を作ることが、実際の試合で自分が有利な状況つくることにつながります。

 

当然、使い方もそれぞれ違うので、それぞれの釣手の使い方をしっかり覚えておくことは組手を有利に持っていくのはもちろん、技をかける際にもとても重要になるので、しっかり覚えておくことが必要です。

 

試合になると、そういうことができるのとできないとでは、ものすごく差がでます。

 

 

ちょっとしたことですが、接戦での勝ち方、組手が悪い時にどうするのか?といった大事な場面でのポイントにもなるでしょう。

 

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