ケンカ四つで組み勝つには?

柔道のケンカ四つで、組み勝つことが出来ていますか?
右対左のケンカ四つで組む場合には、相四つの時と違って釣り手を先にとるようになりますね。

 

ケンカ四つ

引き手を先に取りにいってしまうと、大きい相手の場合などは特に技をかけられやすくなってしまいます。で、釣り手は襟を取ったり、けん制などをして引き手をしっかり取るための補助として用いるようになると思います。

 

ただ、釣り手が上になるか下になるかはとても重要になってきます。というのも、その人の得意技によってかわってくるからです。

 

 

お互いが背負い投げが得意なら、双方が下から引き手を持ちたいと思う筈なので、そこで組手争いが起こります。

 

では、どのようにすれば下から引き手を取るようにするかというと、人それぞれやり方は違うと思いますが、脇を締めて取りに行くということが大事になるかと思います。たいていはこのようにして引き手を取りに行く人が多いものです。

 

しかし、引き手を先に取られたとしても取り消せばいいだけです。下から持つのが得意な選手には持たせ、自分は上から持って肘を相手の二の腕の肘あたりに当て、内側に向かって圧力をかけていくようにすると良いでしょう。

 

 

下から持つのが得意な人でも、徐々に苦しくになってきて嫌がるんですね。そうすれば、その間に今度は自分が下から取れば、力負けせずに組み勝つことが出来る筈です。

 

ただ、自分から真っ直ぐに下から引き手を取を取ったとしても、そのままでは自分の有利な組み手になれるとはかぎりません。

 

相手にも同じようにされてしまうかもしれないですからね。そこで今度は釣り手を上にあげるようにするのです。そうすることで、自分がやや有利な体勢を維持しながら組み手争いを展開できるようになれると思います。

 

 

なので、ケンカ四つの組み手争いに勝つには、肘の使い方がポイントです。内側に入れたり開いたり、上げたりと釣り手の位置を変えたりするという使い方を身につけると、喧嘩四つの組手争いを有利にしながら試合を運ぶことが出来るようになれるかと思います。

 

ただ、どっか一つここを持たなければいけないというのが強すぎると、そうならなかったときに対応が出来なくなってしまいます。

 

その為、出来るだけ幅広く色々なところを持って柔道が出来るようにするのがベストではないかと思うので、この機会に組み手争いはもちろん、豪快に投げて勝てるようにしっかりコツを学びましょう。

 

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